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社長挨拶

サイトを見ていただきありがとうございます

マルユー株式会社は、近隣のスーパーや寿司屋さんに「厚焼き玉子」を製造して販売するところからスタートいたしました。

取引先が増えるにつれて、厚焼き玉子だけでなく、「お寿司のネタも配達して」というご依頼をいただき、徐々に商品数が増えていきました。

15年前に引き継ぎました

私の叔父がスタートしたビジネスですが、今から15年前に私が引き継ぎ、経営をするようになりました。試行錯誤を繰り返しながら、お客様に支えていただき、今日まで営業をさせていただいております。

安売りの限界を感じ

以前は、とにかく、安く、大量に、魚市場やスーパー、お寿司屋さんなどに商品を販売していました。この20年間は、経済が成長せず、日本がデフレ化してしまい、「とにかく安く・早く・大量に」というのが世間の声であり、時代でもありました。

市場の関係者からも、「安い！！」という事でご好評をいただいておりました。しかし、安売りには、大きすぎる問題がありました。

問題とは、商品を安くしたことで、一緒に働く仲間にしわ寄せがいってしまったことです。

長時間労働、休日出勤など...

過去には、かなり無理をさせてしまった事があり、反省をしています。

当然ですが、無理をしすぎると、経営は続きません。今は、過去の教訓を大事にして、働きやすい環境を作る事に力をいれています。

仕事は、「やりたい」という人には、どんどん任せていき、チャンスとポジションを提供しています。

台風、コロナ、鶏インフルエンザ

この4年間はとくに激動でした。千葉では、大型の台風が上陸し、一緒に働く仲間の自宅などが、3週間ほど停電してしまいました。

台風の被害はすさまじく、南房総のお寿司屋さんやスーパーなど、多くの商店が被害をうけました。

やっと復興の兆しが見えたと思ったら、次は「コロナ」です。さらに追い打ちをかけるように「鶏インフルエンザ」が発生してしまいました。これにより、過去最大の「鶏の殺処分」が全国で行われ、ニワトリが一気に減り、卵の価格が上がってしまいました。さらにロシアがウクライナに進行した事で、石油価格が上がり、光熱費までが上がってしまいました。

卵の値段が変わらない裏で

「卵は物価の優等生」という言葉があります。不景気になっても、給料が下がっても、卵の値段は変わりませんでした。

しかし、その裏で苦しんでいるのは、「養鶏の農家さん」です。養鶏場は高齢化が進み、事業を継ぐ人が減っています。さらに、「働きたい」という若い人まで減っている状態であり、価格を維持し続けるのに、限界がきています。

高くても売れ、応援していただける会社に

私たちは、養鶏の農家さんがいて、卵があって、はじめて仕事ができます。

マルユーの使命として、卵の商品を「付加価値をつけ」「高く販売」する事で、養鶏農家、お客様、働いている仲間、取引先など、すべてに満足していただける事が大事だと思っています。

今後は、地域やお客様に、応援していただけるような会社になっていく事、高くても選んでいただける「付加価値の高い商品」を提供する事が大事だと考えています。

地域に雇用をつくり、社会に還元する事も含めて、事業を大きくしていこうと思います。

とくに千葉県では、海外への輸出量を増やそうと、海外貿易に力をいれています。その流れをくみ、当社の卵焼き、厚焼き玉子もアジア、アメリカに積極的に輸出していこうと考えています。

今後とも、マルユー株式会社を宜しくお願いいたします。

代表取締役：井木 永悟